
店長が変わって三年。私は店長からパワハラを受け続けていた。文章に書き起こしたのには理由がある。私以外のスタッフが、私に対する店長の発言をパワハラだと認定したからだ。
私は障害者だ。精神障害二強カードの躁鬱と統合失調症に加え、発達障害と境界知能を持っている。この障害に関して、店長からパワハラを受けているのだ。どういったものか例を挙げてみる。
例①「解脱さんの病気は病気じゃないよ。病は気から!!気の持ちようなんだから、薬を飲むのをやめたら治るんじゃない?」
例②「メンタルの不調は体調不良扱いにならない(ズル休み判定になる)から、メンタルの不調で欠勤をする限り社員にはできないよ(※しかし、血液系の疾患を持つ社員には合理的配慮がなされている)」
まあ、ガッツリパワハラである。②について面談にて詳しく訊いたところ、メンタルの不調で欠勤する限りは昇級させない、とのことだった。ちなみに、以前は一ヶ月に数回メンタルの不調で欠勤することがあったが、現在は数ヶ月間無遅刻無欠勤である。当たり前のことだが、これは障害者のわたしにとっては努力の結果だ。この会社では、努力は評価されない。
仕事に関しては、スタッフの中で一人だけ二部署の掛け持ちをさせられている(人員不足のため)。お客様からお褒めのメールが数件届いたこともある。エリアマネージャーからお褒めの言葉をいただいたこともある。私は接客を続けたい。今の会社を退職したくない。
でも、私の努力はいくら積み重ねても評価されない。障害者というだけで、全ての努力がパーになるのだ。この店長と働いている限り...!!ってことはさァ...!!

突然ですが、前置きです。これを置いておかないと最悪の場合、二度とインターネットができないアカウントになってしまうからです。この画像に目を通して、同意できるならスクロールしましょう。無理!!と思ったら、素直にブラウザバックしましょう。インターネットは道徳心から。では、どうぞ。

ということで、二次元の身体を手に入れました。ヴァーナ・リベルツィオーネっす!!

ということで、二次元の身体を手に入れました。ヴァーナ・リベルツィオーネっす!!

13歳のティーンエイジャーでインターネットが大好きっす!!先月、精巧な幻術と戦闘能力の高さを買われて半分誘拐される形でヴァリアーに入隊しました!!
入隊してすぐなんすけど、早速幹部揃っての仕事があるとかで...今から会議なんすよね~~。無事に終わればいいんすけど...。
バァンッ!!スクアーロが、長い白髪が揺れるほど強く机を叩く。その場にいる幹部らは一人を除いて特にたじろぐこともなく、会議室の奥に立つスクアーロに視線を向ける。ヴァーナはというと、大声に圧倒されて小さく縮こまっている。続けて、スクアーロが口を開く。
「ゔぉおい!!よく聞けカス共ォ...今回の任務は...『クマモト観光』だァ!!」
隊長のスクアーロが大声で任務の内容を言い渡す。聞きなれない地名と任務に幹部らがざわつく。
「クマモト...?聞いたことない地名だな」
「私も知らないわ~~!!地名が漢字ってことは...アジア...かしら?」
「字面からして日本っぽいけど...博識な王子でも聞いたことねーぜ。相当マイナーな地方ってとこだな🎶」
「ボスの命令だから仕方なく行くけど...こんな誰も知らないような土地に行って何の得があるんだろう?無駄足だけは嫌だよ」
幹部らが各々の意見を交換する中、端の方で小さく手を挙げる者がいた。ヴァーナだ。
「あー...エト、そのー...無駄足にはならない...と思うっす...」
彼は自信なさげに小さな声で答える。無駄足にはならないと。その言葉に何かを感じたのか、スクアーロが続きを促す。
「なんだァ?お前、クマモトについて何か知ってんのかぁ?」
「あ、あの...先輩方はその、自分のこと誘拐してここに連れてきたじゃないすか...」
上司らの視線に気圧され、ヴァーナが遠慮がちに口を動かす。すかさずベルフェゴールが、誘拐じゃなくてスカウトな♪とニヤケながら茶々を入れる。ヴァーナの口から出た言葉は、意外なものだった。
「自分、日本出身なんすよ。それも...クマモトの」
ヴァーナの言葉に、幹部らが息を呑む。任務の成功を確信したスクアーロが、勝気な表情で訊ねる。
「じゃあお前、クマモトについて知ってんだなぁ!?」
「......いえ」
「おい!!ふざけてんのかぁ!?」
スクアーロが青筋を立てながら怒鳴る。ヴァーナは困ったように俯き、ぼそぼそと呟く。
「...その、自分...クマモト出身なのは確かなんすけど、記憶が...」
「ないのか...」
「何か...あったの?」
ルッスーリアが目線を合わせて優しく訊ねる。しばらく沈黙したヴァーナが、重い口を開く。
「......自分、孤児だったんすけど、とあるマフィアに引き取られて...それからは毎日地獄でした」
「毎日暴力を振るわれて、飯もたまにしか出ない...風呂も週一あるかないかくらいで、街に出れば虐められたっす。それで...」
「...それでどうしたぁ?」
スクアーロが眉根を寄せ、途中で黙り込んでしまったヴァーナに続きを促す。短い沈黙の後、ヴァーナが再び話し始める。
「気付いたらココの幹部になってました。何かしらの重要な記憶が欠けちゃった感じっすかね。思い出そうとしても、頭の中が真っ白になって...」
ヴァーナが幹部になった『原因』といえば、ひとつしかない。ひとつのマフィアが一晩で壊滅した事件『紅狼の反逆』だ。
壊滅したマフィア・ニルヴァーナファミリーは、表では孤児を引き取ったり慈善活動をしたりするなど、地元の住民から愛されるマフィアだった。
しかし、その裏の顔は残虐なもので、引き取った孤児たちを裏ルートで密売したり「客」から金を受け取り、孤児たちに暴力を振るうことを許したりしていた。
終わりの見えない虐待に耐えられなかった一人の孤児が起こした事件、それが『紅狼の反逆』だ。しかし不可解なことに、ファミリーに引き取られた孤児たちも主犯の少年を除いて全員殺害されていた。この記録については、現在も詳細が明かされていない。
その主犯の少年こそ、ボンゴレが誇る独立暗殺部隊ヴァリアーの新米幹部ヴァーナ・リベルツィオーネであった。
スクアーロは納得したような表情で顎に右手を添える。
「なるほどなぁ...観光ついでに新米のルーツを探ってこいってとこかぁ?ジジイらしいと言えばらしいが...なんでこんなペーペーのために...」
「す、すみませんっ!!なんか、アレっすよね...割に合わないっていうか...自分のルーツなんか知ったとこで...」
ペコペコと頭を下げるヴァーナの卑屈な言葉を遮るように、マーモンが口を開いた。
「僕は行くよ」
「えっ」
ヴァーナが驚いた表情をし、ずり落ちた眼鏡をかけ直す。落ち着いた声色でマーモンが続ける。
「このミッション...難易度が低い割に高報酬なんだ。行かない手はないね」
「まー確かにっ!!ただ旅行するだけで一軒家が数軒買える額だもんな!!マーモンが行くなら王子も行くぜ~~♪」
「まぁ...行ったことない土地だし、日本ならのびのび旅行できそうだしっ!!私も賛成よ~~!!」
マーモンに続き、ベルフェゴールとルッスーリアも賛成する。幹部全体が賛成に傾いたと思われたが、一人の大男が反対の声をあげた。雷の守護者、レヴィ・ア・タンだ。
「ぬっ!?完全に行く流れじゃないか!?待て!!俺はまだ納得しとらんぞ!?」
「レヴィさん...メイド喫茶って、ご存知ですか?」
ヴァーナが人差し指を立て、真剣そうな表情で言う。レヴィは困惑した様子で言われた単語を繰り返す。
「め、めいどきっさ...?」
「いわゆるコンセプトカフェの一種っす。それのメイド版。あ、コンセプトカフェっていうのはー...」
「ゔぉおいッ!!手短に話せぇ!!」
つい熱が入り、喋りすぎるヴァーナの声をスクアーロの大声がかき消す。萎縮したヴァーナが早口でメイド喫茶の概要を伝える。
「お金を払ったらカワイイ衣装を着たカワイイ女の子たちにチヤホヤされながらお酒が飲めるっす!!」
「......別にヴァーナにそそのかされた訳ではないが、賛成だ。9代目にも何か考えが...」
「どうでもいいが全員賛成なら行くぞぉ。出発は明日だ。さっさと準備をしろぉ!!」
レヴィの長台詞を遮るように、スクアーロが淡々と指示を出す。彼の命令が下ると、幹部は各々の部屋に戻るべく会議室を後にした。
***
翌日...
独立暗殺部隊ヴァリアー。その幹部らが日本のとある土地に降り立った。その名もクマモト。中心街のバスターミナル周辺は、やたらと緑が目立っている。
ベルフェゴールがマーモンを抱えながら無邪気に辺りを見回す。ベルフェゴールの腕の中のマーモンはというと、訝しむような表情でぼそりと零す。
「っひょー!!ちょー田舎じゃん!!」
「中心街がここ...?ホントにこれで政令指定都市なのかい...?」
眉間に皺を寄せたヴァーナが珍しく声を張り上げ、早口でまくし立てる。
「二人とも、それ以上はマズいっす!!『さす九』がバズった時にめっちゃキレてる人たちが一定数いたあたり、ここだけ切り抜かれたらブログごと燃やされるっす!!それか、より地方に住んでる人たちが『全然都会じゃん!!こっちなんか...』みたいな感じで田舎マウントを取ってくるっすよ!!最悪両方あるっす!!そんなんでクマモトの名前が広まるのはゴメンっすよ~~!!」
一気に言いたいことを言い終えたヴァーナが肩を落とす。情けない表情で眉を八の字にしている。
「へー貧乏人って大変なんだな。王子は全てにおいて超余裕だからマウント合戦なんてやらねーけどなっ!!しししっ」
「それがマウントになってるっすよ...」
ベルフェゴールが嫌味を吐き捨てて笑う。悪意がないのが厄介だと言うように、ヴァーナが低い声で呟く。
緩み始めた空気をスクアーロの大声が鋭く切り裂く。任務に関する指示だ。突然、名指しされたヴァーナがうろたえる。
「ゔぉおい!!カス共ォ!!さっさと任務を済ませるぞぉ!!ヴァーナ!!今日はお前が指揮を執れぇ!!」
「は!?お、俺っすか!?いや、ちょ、い、陰キャにはキツいっす...!!」
ヴァーナは焦った様子で両手のひらを胸の前に出し、大げさに首を振る。もちろん、横に。
乗り気でないヴァーナを見たレヴィがいの一番に手を挙げる。
「では俺が...!!」
「カスはすっこんでろォ!!ヴァーナがやる方が効率いいだろぉ!!」
「あー...じゃあ、まあ...その、頑張るっす...」
ヴァーナが大きなため息をついて言う。一行は任務を遂行するため、足並みを揃えて前に進んだ。
***
クマモトに来たらここに行こう!!
ヴァーナおすすめ!!クマモト観光~中心街編~
クマモト観光その① サクラマチクマモト

「クマモトに来たらまずココっす!!サクラマチクマモト!!」
電子タブレットと同化したくまモンの横で、ヴァーナが笑顔を見せる。ここはサクラマチクマモトの2階中央にある「くまモンビレッジ」だ。主に海外の観光客向けにお土産売り場を展開している。
くまモングッズしか当たらない魔のようなクジ引きもあり、全身くまモングッズで埋め尽くされた人たちが吸い寄せられるように集まっているところをよく見る。
華やかな名前に何かを感じたらしいレヴィが、興奮気味に口を開く。
「ぬ...何やら華やかな名前だな...!!こんかふぇとやらはここに...」
「ないっす。ここはバスターミナルも兼ねてるっすから、女の子とお酒を飲める店はないっすね。あ、でも...地下にお酒の飲み比べができるお店はあるっすよ!!」
ヴァーナが館内の案内を簡潔に済ませる。サクラマチクマモトは地下一階に「くまBAR」という、色々な地酒を飲み比べられる居酒屋があるのだ。何曜日の何時に通りがかっても、常に二人くらいおじさんが座っている不思議な場所だ。
もしかしたら、酒に入っている菌と椅子に使われている木材が合わさって発酵し、人間のおじさんの見た目をした何かが生え続けているのかもしれない。そして一定時間が経過したら、カウンターのお姉さんがおじさんを刈り取っているのかも。
レヴィが残念そうに肩を落とす。間髪入れずにベルフェゴールとマーモンが憎まれ口を叩く。
「ぬう...男だけで酒を飲むのもな...」
「キモ。結局女と飲みたいだけじゃん。金払って女と飲むって意味分かんねー」
「同感だね。明らかな無駄金だよ」
「うふ♡お子様には分からないかしら!!結構楽しいものよ?」
レヴィをフォローするように、ルッスーリアが場をなだめる。見かねたスクアーロが大声で場を制する。
「ゔぉおい!!話が逸れてるぞぉ!!ヴァーナ、さっさと施設内を案内しろぉ!!」
「うわーっ!!流れるような導線、マジで助かるっす!!やっぱり隊長は頼りになるっすねー!!じゃあ次は...熊本城を見るっす!!」
クマモト観光その②熊本城

サクラマチクマモトの中央玄関を出てすぐの所で、ヴァーナが立ち止まった。青々と茂った木々を指さして言う。
「アレっす」
「んー?」
「どれよ?」
「ここからじゃよく見えんな...」
一同は眉をひそめて木の先を見るが、熊本城を知らない面々からすると、どれが熊本城なのか判断がつかないようだ。ヴァーナが右手の指を鳴らす。
「じゃあ拡大するっす!!」

「アレっすね」
ヴァーナが拡大し、赤マルをつけた熊本城を見せる。モノクロカラーで構成された立派な城が見える。ベルフェゴールが首を傾げて言う。
「観光地の城なら観覧できるはずじゃねーの?なんでこんな遠くから見るワケ?」
「日本の城全般に言えることなんすけど、坂が多くて天守閣に辿り着くまでに疲弊するからっす。13歳とはいえ体力はアラサーっすから、地元の城を見に行くっていう選択肢は俺にないっす」
ヴァーナが自虐を孕んだジョークを交えながら、日本の城について説明する。スクアーロが様式美のようなツッコミを入れる。
「ガキが何言ってんだぁ?」
「え?」
ヴァーナがスクアーロを見上げる。その表情に陰りがあったことを、スクアーロは見逃さなかった。
「次はどこに行くんだい?」
「ああ、次はここからだと...城彩苑が近いっすね!!」
「ジョウサイエン?」
クマモト観光その③城彩苑

「クマモトの城下町をイメージした観光施設っす!!食事ができる店が多いっすね。時間によっては着ぐるみショーとか『おもてなし武将隊』っていう戦国武将のショーがあってるみたいっすね」
「戦国武将のショー!?イケメンがいるってことかしら!?」
戦国武将に食いついたルッスーリアが黄色い声をあげる。ヴァーナが続けて話す。
「そっすね、男性のローカルアイドルみたいな感じだと思ってもらえれば...女性もいるっすけど。高校の後輩がおもてなし武将隊の追っかけやってたっすね、そういや...」
「高校?飛び級でもしてたのかぁ?」
「え?何のことっすか?」
概要を話すヴァーナの言葉を遮るように、スクアーロが割り込む。ヴァーナはきょとんとした顔で素っ頓狂な声を出す。
「いま高校って...お前13歳だろぉ」
「言ってないっすよ?そんなこと」
「はぁ?」

「ここはお土産売り場っすね。完全に福岡の威を借りてますね...」
明太子で埋め尽くされたお土産売り場の前に立ち、ヴァーナが苦笑いをする。すかさずベルフェゴールが口を挟む。
「別いーじゃん。どうせ福岡でもくまモンのグッズ売ってんだろ?」
「さ、さすが先輩っす...!!その通りっす!!」
「フン...マネタイズの基本だね...」
何故か誇らしそうな表情で、ベルフェゴールがニヤつく。表情が乏しいマーモンもどこか誇らしげに見える。
「そっすね!!あとー、あの、えーっと...めちゃくちゃ言いづらいんすけど...」
「何だぁ?」
ヴァーナがかなり言いづらそうに、重たい口を開く。長い沈黙の後、ヴァーナが低い声でぼそりと呟く。
「もう終わりっす」
「あ゛ぁ?何がだぁ?」
言葉の真意が分からず、スクアーロが声をあげる。短いため息をつき、ヴァーナが言う。
「観光、終わりっす」
「「「「「はぁ!?」」」」」
ヴァーナ以外の全員が驚く。ヴァーナが情けない泣き顔になり、クマモトの街を雑に案内する。
「クマモトにはなんもないんすよ~~!!あとはもう石化したシュウマイとか」

「きったねェ緑色の川とか」

「ゴミとか」

「ゴミとか」

「ゴミとかしか」

「ないっす~~!!あ!!」
「何だぁ!?」

「どう森をセーブしなかったユーザーのところに行こうとした瞬間、石化されたリセットさんならいるっす!!」
「逆になんでそんなモンあるんだぁ!?」
「平成とともに封印されたってワケ!?」
「そゆことっす。あ、そういえば...」

「例の饅頭屋さんもあるっすけど...下手に俺の意見を言うとXのDMが荒れるんで控えるっすよ...」
「蜂楽饅頭って書いてあるじゃないか。それじゃあダメなのかい?」
ヴァーナが怯えた表情で自論を述べる。すかさずマーモンが正論を述べるが、ヴァーナが主観で反論する。
「蜂楽饅頭はインターネットに書き込むと、情弱の目立ちたがり屋だと思われるっす。回転焼きか今川焼きか、戦争したくなかったらベイクドモチョチョあたりが安牌っすね...」
「オタクすぎてキモくなってんぜ」
「言われなくてもオタクは全員キモいっす。でもあなただけは違うっすよ!!」
早口で喋るヴァーナをからかうように、ベルフェゴールが横槍を入れる。ヴァーナは幹部らの誰でもない方向を見て指をさす。訝しんだレヴィが眉をひそめる。
「ぬ...なんだ?今日のヴァーナは...少し調子が変というか...」
心配をよそに、ヴァーナが再び早口で喋り始める。身振り手振りを交えながら、自虐的な自慢を披露する。
「え?全然大丈夫っすよ?あとはもう...本当にゲーセンとガシャショップとカラオケとラウンドワンしかないっすね。だからクマモト県民はゲームが上手い人とか歌が上手い人がやたら多いっす!!俺は特にゲームが得意っすね。ちょっと行ってくるっす!!」

「ただいまっす~~!!ワドルディが300円で取れたっす!!」
「カービィとワドルディが並んでてワドルディの方取るやついんの?」
「ワドルディ可愛いじゃないっすか!!」
ベルフェゴールが正論を言う。ヴァーナがワドルディのぬいぐるみを指さしながら反論する。
そこにスクアーロが割って入る。低い声でヴァーナの名前を呼ぶ。
「...おい、ヴァーナ」
「はい?」
スクアーロを見上げるヴァーナ。太陽光が反射した眼鏡のせいで、表情が上手く読み取れない。スクアーロの眉間の皺が濃くなる。左手の剣をヴァーナの首元に向ける。
「お前...誰だぁ?」
「...え?」

「ヴァーナっすよ。ヴァーナ・リベルツィオーネ。13 さい。名前:ヴァーナ・リベルツィオーネ。性別:男(ショタ)。年齢:13歳。一人称:自分、俺。血液型:不明。武器:双剣または刀。とりあえず和風~中華な武器でデザイン。口調:~ッス系の崩れた敬語。話し言葉にネットスラングを多」
ヴァーナが機械のように平坦な声で喋る。会話は成立しておらず、自身のプロフィールと思われる文章を読み上げている。
「ど、どうしたヴァーナ!?貴様...!!」
「幻覚...?じゃないね...なんだい?これは...」

あれ?あれ、あれ?私はヴァリアーの幹部になって、それで、みんなと楽しく。みんなと楽しくボンゴレファミリーとして日常を。日常を送るはずだったのに。送るはずだったのに。送りたかったのに。送りたかった。あーあ。あーあ。あーあ......。現実に戻りたくないな。

END⑦:医療保護入院
※この記事は全てフィクションです!!ヴァーナは存在しないし、現在は入院してないのでご安心を!!パワハラだけはノンフィクションです。助けて。
-おわり-