クレヨンしんちゃんのカラーラムネ。
ご存知の方は少ないのではないだろうか。毎年恒例の家族行事であるクリスマスのプレゼント交換をした際、姉に貰ったプレゼントの中にオリオンのお菓子箱というものが入っていた。ラムネのみで構成されたなかなかに攻めたお菓子の詰め合わせである。
それが私とクレヨンしんちゃんのカラーラムネとの出会いだった。
パッケージはクレヨンしんちゃんでお馴染み、野原しんのすけがセンターを務めている。その他のキャラクターはしんちゃんの1/5くらいの大きさで描かれている。資本主義とは何かということを教えてくれる素晴らしいパッケージだ。
ところでこのパッケージ、開け口が分からない。しばらく探してみると「ここをおすんだぞぉ!!」の文字。
しんちゃんの言う通りに矢印の描かれた場所を押してみる。開かない。力が弱いのかと思い、強めに押してみるがやはり開かない。何だこれは。ゴリラ基準か?
野原一家の学名がニシローランドノハラである疑いが出てきたあたりで、私はあることに気が付いた。「ここをおすんだぞぉ!!」の文字のすぐ下に指のマークがある。押してみたら普通に開いた。ゴリラは私の方だったようだ。疑ってごめんよ。
ご覧の通り押しすぎてベッコベコに凹んでしまった。どう考えてもその「おす!」要らないだろ。完全に罠の「おす!」じゃん。
ラムネを食べ終わった後、箱を捨てるために解体していたら衝撃的なものが目に飛び込んだ。
飼い犬に凝視されている五歳児の伸び切った胴である。
バランスがおかしいと考えたのか、胴より上が省略されている。アッパレじゃないよ。シロもそんな見てる場合じゃないだろ、拾ってもらった恩を忘れたのか。
折角なのでしおりにしました。
-おわり-