まちまちマーチ

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小林幸子は天敵がいないから派手になる

    ミノバトという鳥をご存知だろうか?東南アジアやインドネシアに分布する、虹色の羽根を持つハトである。生息する地域に天敵がほとんどいないため擬態する必要がなく派手な色になった、同じ地域に分布する天敵が色を識別できないため派手な色になったなど様々な説がある。


    自然界には様々な脅威が存在する。自然災害や縄張り争い、天敵による捕食など命を落とす原因は様々だ。しかし、ヒトに限っては違う。異常なまでの進化を遂げた知能により、それらを解決する。故に、自然界においてはほぼ無敵状態なのだ。


    そんな中、独自の進化を遂げるヒトが存在する。そう、小林幸子である。小林幸子は年々派手になる。数々のステージ衣装(1)を見れば一目瞭然だ。


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↑ 派手な衣装の小林幸子


    では、なぜ小林幸子は進化するのだろうか?主に二つの説が挙げられる。①性淘汰②天敵がいないため。以下では、この二つの説について細かく解説する。


    ①性淘汰説

    性淘汰とは、生物が生殖のために見た目や鳴き声を派手なものにしていった結果、より派手な個体が生き残り、地味な個体は淘汰されてしまうため、派手な見た目の個体が多く現存するというものである。小林幸子の進化もこの説で説明できるのではないだろうか。小林幸子コンゴウインコなどのカラフルな鳥と同様、生殖のために年々派手になっているのではないだろうか。しかし、この説には大きな欠陥がある。小林幸子は結婚している。そのため、生殖のために派手になる必要は無いのではないだろうか。よって、この説は小林幸子には当てはまらないと言える。


    ②天敵がいない説

    この説は有力である。日本の音楽業界において演歌と言えば小林幸子である。日本の年末を賑やかす音楽の祭典、紅白歌合戦にも毎年出場している。また、某動画サイトにはボーカロイドの曲をカバーした「歌ってみた動画」も複数投稿されており、オタク界にも進出している。こういった実績から推察するに、彼女は日本の音楽業界において頂点に立っていると言っても過言ではない。生産者ではなく消費者、被食者ではなく捕食者なのだ。天敵がいなくなった今、どれだけ派手に進化しようが彼女は捕食者、派手になることで敵から狙われる心配はないのだ。よって、年々派手になっていると考えられる。


    ここで一つの疑問が出てくる。「競い合う相手がいないのに、なぜ小林幸子は年々派手になるのか?」。答えはただ一つ、水森かおりの存在だ。彼女は小林幸子と同じ演歌歌手で、紅白の出演実績もある。また、彼女の衣装も小林幸子と同様、かなり派手なのだ(2)


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↑ 派手な衣装の水森かおり


    水森かおり、彼女の存在が小林幸子を進化させ、派手な見た目にブーストをかけるのだ。水森かおり小林幸子が競い合い、互いの派手さを磨き合う。これが小林幸子が派手になる理由である。小林幸子に天敵はいない。しかし、戦友がいるのだ。今後もこの二人は互いに競い合い、より派手に進化するのだろう。次はどんな姿を見せてくれるのか。どう進化を遂げるのか。来年の紅白が楽しみだ。


この記事における考察はあくまで一説です。こういう説もあるんかくらいの感じでお願いします。