まちまちマーチ

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旧担任に人格を否定された朝、ジャンプの懸賞が当たった

    卒業した高校の担任に人格を否定された朝、ジャンプの懸賞が当たった。
    私こと解脱カルビは自称進学校出身で、人権のない環境で高校時代を終えた。当時は担任から非常に嫌われており、在学中に担任から嫌がらせを受けていた影響からか、卒業した現在でも年イチくらいのペースで担任に説教される悪夢に魘される。
  「何だこの点数は」これは分かる。実際に夢の中の点数は四肢の指の数程で、到底褒められたものではなかった。「向いてもないのかよ」その罵倒はなんだ。おかしいだろ。教育者に向いてない奴に言われたくないな。
    私は起きたあと、嫌すぎてガチ泣きしてしまった。成人しているのに「嫌」という感情で泣いてしまうとは。最悪な朝である。
    気を紛らわす為にツイッターを見ようと思い、アイフォンのパスコードを解除する。メールボックスの通知バッジが目に入った。クロネコヤマトからのメールだった。「ヤマト運輸より、荷物のお届け予定のお知らせです」の文字。通販で何かを注文した覚えは一切なく、全く見当がつかない。脳裏にある単語が過ぎった。ネガティブオプション。中学校とかで習うアレである。商品を勝手に送り付けてくるというアレ。ソレだと思った。

    数日経ち、荷物が届く予定の日になった。昼頃、チャイムが鳴った。配達員さんから荷物を受け取る。500mlのパックジュース程の大きさの段ボールだった。送り主は集英社だった。その瞬間、二ヶ月程前にウルトラジャンプの懸賞に応募していたことを思い出した。第一希望に「ボクらは魔法少年Tシャツ」、第二希望に「Amazonギフトカード 1,000円分」と書いた記憶が蘇る。ボクまほシャツであってくれ!!!!!!!!!!めちゃくちゃ願った。もう届いてるのに。サイズ的にどっちかっていうとアマギフ説が濃いのに。人間とは欲深い生き物である。などと軽くパニックを起こしていると、ある文字が目に飛び込んだ。

    「懸賞 ボクらは魔法少年 シャツ」

    完全に理解った。今なら知らんオッサンにブン殴られて罵倒されても笑顔で「すみません」って言える。
    片手に収まるサイズの段ボールを開封すると...ビニール入ったTシャツが!!ウルトラジャンプ10月号の懸賞「ボクらは魔法少年」のときめきピンクちゃんシャツが見事当選したのだ。可愛すぎ!!箱に入った女装少年が合法的に宅配便で届く時代、令和。新時代の幕開けだ!!

    ちなみに、シャツはまだ開けられていません。少年の空気が抜けてしまう気がするから...。

-おわり-