★コエカタマリンとは?
まず、コエカタマリンをご存知ない方のために、コエカタマリンについて説明しよう。コエカタマリンとは、ドラえもんのひみつ道具のひとつで、飲むと声に出した文字を立体にして具現化してくれるお手軽3Dプリンタのようなものだ。
例えば、「ア」と声に出せば「ア」が立体となって現れる、というものだ。しかも、ただの「ア」ではない。クソデカい「ア」なのだ。コエカタマリンで具現化する文字は人が乗れるくらいのデカさを誇る。ここまで語れば勘のいい方は気が付くだろう。
そう、勝手に決めておいた。「一番乗りやすい文字」を。乗るべき時に備えて。なので、コエカタマリンの文字に乗る予定がない人はこの記事は読まなくてもいいです。
ここからは、カタカナの五十音を厳しく選定した結果、残った八文字をランキング形式で発表していく。
■第八位 セ
腰掛けのような安定感のあるフォルムで八位に食い込んだ。しかし、上の鋭利な部分が絶対に刺さるため、安全性の低さから八位止まりという結果に。
■第七位 ヒ
セに似たフォルムだが、セと違い鋭利な部分がないため、セより安全である。しかし、乗ることを考えた場合、頭の部分が少し低いため乗りづらさを感じてしまう。乗り心地の点に一抹の不安が残るため、この順位に。
■第六位 ロ
圧倒的安定感、圧倒的安全性を誇る文字「ロ」。上下左右どこにも隙がない。しかし、その隙のなさは乗りにくさと同義である。そのため、六位という結果に。
■第五位 レ
圧倒的安定感に加え、上が開いているため非常に乗りやすい。ただ、股のくい込みが非常に痛そうで乗りやすさから遠ざかってしまった。
■4位 ム
やはり安定感がある。若干の乗りにくさがあるが、乗ってしまえば気楽なものである。しかし、背もたれの代わりになる部分が前に倒れており、乗る際に前傾姿勢を保たなければならないという欠点があるため、3位以上の文字と比べて乗りにくいと考えた。
■3位 ニ
寝れる。これに尽きる。寝たまま移動出来る。めっちゃいい。最高。
■2位 コ
飛び乗りやすい。どこから乗ればいいかの説明もいらない。一箇所しか開いていないのだから。非常に乗りやすく、安定感もあり、なんなら雨も凌げる。スーパー乗りやす文字。
■1位 エ
コが優勝してもおかしくなかったが、コに無くてエにある利点が一つだけある。二人乗りができるのだ。恋人、家族、友人...一緒に乗るのは誰でもいい。エは二人乗りを拒まないのだから。利便性という点で他の文字に圧倒的な差をつけたうえに、ロマンまで与えてくれる。これはエが優勝でいいのではないだろうか。
さて、いかがだっただろうか。読者の方々もコエカタマリンを使ってみたくなってきたのではないだろうか。折角なので、コエカタマリンを使う機会があったらこの記事を参考にしてほしい。ちなみに、この世界線にコエカタマリンはない。以上だ。
-おわり-