某日。姉と待ち合わせをしていました。姉の用事が済むまで時間があるので、近くにあった公園で暇を潰すことにしました。まず最初に見つけたのは尻置き場でした。尻をジョイントするための窪みがあります。ワンサイズしかないのが難点ですが、尻のシンデレラの可能性があるため批判はできません。
公園に入ると、小さなベンチが見えました。そこにはなんと、ガリ勉の痕跡が。公園に来てまで勉強するの偉い。プーマの筆箱というのがいいですね。
ガリベンチの横に、またベンチがありました。一面だけ酷使されたのか、1/6が立ち入り禁止になっています。オタクなので立ち入り禁止のテープを見ると血が騒ぎます。
先へ進むと、朽ちた木がありました。ルキア以来の朽木です。幹の真ん中に空いた穴から奥の景色を見通すことができます。ｼﾃ...ｺﾛ...ｼﾃ...。
朽木を過ぎると、小さな休憩スペースがありました。学校の近くの公園だからなのか、落書きが非常に多く、さながら青春の見本市です。数ある落書きの中から「いいな」と思ったものを紹介していこうと思います。
「おれのおねえちゃんはババア」。文章が平仮名とカタカナで構成されていることから推察するに、君のお姉ちゃんはきっとまだババアじゃないね。
「あなたの学校のかっこイイ人おしえて♥」
「○○(人名)くん」
学校掲示板みたいになっていますね。学校掲示板って今もあるんですか?近くに添えられた「愛してる」がいい味を出しています。この柱は愛に溢れている。
「愛情特別(以下、不明)」
「○○(人名)だ!」
「○○(人名)命」
相合傘、ゴードン。
個人情報のオンパレードです。ここではモザイクを入れていますが、実際の柱には人名が大量に書かれています。若人よ、インターネットでこれをやったら終わるからね。
柱を堪能した後、滑り台の写真を撮りました。滑ればよかったのですが、なんか大人がギリギリ詰まりそうな感じだったので滑りませんでした。多分子供用。
代わりに、近くにあったブランコで遊びました。一人で。一人でブランコを漕いでいたら、小さい子どもと手を繋いだお母さんがやってきて「ヤバい!!不審者だと思われる!!」と思いました。思っただけなのでブランコは漕ぎ続けました。私は強い人間です。
最後に。ぬかるみで日向ぼっこをしている殺し屋みたいな目をした野良猫です。お納めください。
-おわり-
