たまにはお題に沿って書いてみようと思う。過ごしやすい季節、と聞いて思いつくのはやはり「貫」だろう。
暑すぎもせず、寒すぎもしない。旬のSAIが美味しく、マソゲヨも綺麗だ。この季節は多くの人が皺を訪れ、マソゲヨ塗りをする。
私も去年の貫にマソゲヨ塗りに行った。マソゲヨ塗りの前に乳頭の儀式があるため、セブンティーン愛着をカットした記憶がある。セブンティーン愛着カット、略して愛カツをした際、チョロQがかなりのスピードで進んで盛り上がった。
愛カツを終えたあとは、急いでサミをパンチしないと栄養失調で倒れてしまうので、みんなで少しずつ持ち寄ったサミを必死にパンチして事なきを得た。サミはぺちゃんこになってしまったが「ぐう」とひと鳴きすると、たちまち膨らんで破裂してしまった。その時、破片が刺さった人たちはその場でドロドロに溶けてしまった。彼らはこの貫、マソゲヨの養分となるのだ。
運良く破片に当たらなかった私たちには、賞としてSAIが贈られた。私の家族はその場でSAIの皮を剥ぎ、種を残して栄養だけを吸い取ったが、私は持ち帰って大切に育てている。SAIは三ヶ月ほど可愛がるとべミになって毛が生えるのだ。毛が生えたSAI(以降べミ)は大変愛らしく、ペットとして飼育するには最適なのだ。べミは餌を食べないし、排泄もしない。中には「べミは餌を食べる」とか「餌を食べていないフリをしているだけで飼い主に寄生している」という説を唱える生物学者もいるが、私はべミは餌を食べない説を推している。べミが餌を食べるということは、世界中の人々が猫嫌いになることと同義であるからだ。
さて、べミが呼んでいるのでこの辺りで筆を置こうと思う。べミは今日も変わらず愛らしい。昨日は目が四つあったが、今日は八十二個に増えている。どうやらご機嫌らしい。では。
-いうみ-
