まちまちマーチ

日常のどうでもいいことだけ。更新はまちまちです。

入院、はっじまっるよ~~!!(1~3日目編)

    タイトル通り、入院生活が始まる。約二年越しの再入院である。私、解脱カルビは躁鬱と統合失調症のハイブリッド種で、たまーにかなり酷く体調を崩してしまうことがある。今回も同様の理由だ。しかし、前回と違って今回は「任意入院」だ。自分の意思で入院しますよーという、病院に(ほとんど)拘束されることのない入院だ。かなり気が楽である。

    入院自体、そんなに頻繁にするものではないし、一日中インターネットで頭の中を滅茶苦茶にするか、SNSでバズっているツイートに来ている「悪意」のリプライを探すくらいしかやることがない。そのため、数日おきに入院生活であったことをこのブログに記してみたいと思う。

4/25(火)入院1日目。診察を受けて病棟に移動した。前回と同じ階、緊張が走る。というのも、前回入院した際、同室ガシャでドブったのだ。同室は全員で三人。持ち物全てに御札を貼っている中年女性が早朝5時~朝食の時間まで一心不乱に大声で読経し、同い歳くらいの女性は洗面台に髪の毛を(意図的かと思うほど)大量に撒き散らし放置、ゲボを吐いた際も放置していた。比較的マトモな歳上の女性は私のことを「自分にしか見えない、自分としか話ができない座敷わらし」だと思っている。なんだこの部屋は?精神疾患アベンジャーズか?(まあ、間違ってはいないが)

    特に私の精神を疲弊させたのは御札の中年女性だった。この女性、常にめちゃくちゃキレているのだ。読経が終わったら(共同部屋で)大声で電話を始め、通話相手にブチ切れるのが日課らしく、これは深夜~明け方まで続いた。端的にまとめると、同室のヤバい中年女性が一日中クソデカボイスで読経かブチ切れ通話をしている、という状態だった。入院したと思っていたら、怒号のサブスクに強制入会させられていた。

    そういうわけで、今回も似たような同室だったらどうしよう...!!と心配していたのだ。結果、杞憂だった。今回の同室は二人。どちらも退院間近ということもあり、かなり心身の状態が良いらしく、元々社会性も協調性も持ち合わせているようだった。洗面台も綺麗だった。私は安堵し、挨拶を済ませて自分のベッドに座った。

    しばらく経つと、看護師さんがやって来て、持ち物チェックが行われた。(自傷、自殺防止のため)刃物類、鏡を預かると帰って行った。前回預かられた充電コードは部屋で自由に使えるらしく、ほっとした。私は一日中インターネットをしているため、看護師さんに充電してもらうシステムを採用されると一日三回くらい詰所に行かないといけなくなる。そんなのダルすぎる。充電が最初から解禁されている万能感をそのままに、版権のwebオンリーに提出するイラストを描いた。

4/26(水)入院2日目。夜中、二時間おきくらいに目が覚めた。真っ暗な病室のカーテンを見つめ「カーテンの向こうにめちゃくちゃデカい人がいたらクソ怖いな」と思い、急いで目を閉じた。それを数回繰り返していたら、朝が来た。

    絵を描きたかったが、やる気がなかったため持参していた「不安の種*」の1~2巻を読んだ。かなりシュールだったが、好きな作風だ。特に「エレベーター」という話が好きだ。漫画を読み終わってもやる気が出ないため、ずっと横になって過ごしていた。それでもなんとかwebオンリーの絵を進める。下塗りまでは終わったが、途中で自創作のらくがきを始めてしまった。

    完成したらくがきがこちらだ。この後、創作垢でこの二人の男に関するツイートをしまくった。今思えば躁状態だったと思う。マジで丸一日この二人の話をしていた。なんなら今日もしている。怖いな。

4/27(木)入院3日目。早朝。5:00に目が覚めた。明け方の病室の薄明るさが好きだ。「今から朝が来ますよー」というポーズが好き。そんなことしなくても陽は昇るのに。でも急に夜中の明るさからバン!!って昼くらいの明るさになったらビビると思う。「え!?この世界って、そういう仕組み!?」ってなる。多分。そういう仕組みにしたら、迷惑系YouTuber(または、それに準ずる者たち)が朝晩のスイッチをオンにしたりオフにしたりするだろうから、じわじわ明けてくれる朝が当たり前でよかったと思う。

    昼食の時間の話だ。謎のご飯が出た。皿に盛られたオレンジ色のご飯の横に、レモンが添えられていた。「チキンライスか?」と思った。一口食べると魚介の味がした。鮭チャーハンらしい。私は食べ物は(腐っているものを除き)酸っぱければ酸っぱいほど美味しい、と考えているため、添えられていたレモンを絞りに絞りまくった。掬ったご飯の上に小魚の目が光る。外出できない中で唯一感じられる「生物感」がそこにあった。味は美味しかった。

 

-つづく-